SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
いったいどれ位の中小企業に「会社の沿革」や「歴史」が文書として残っているのだろうか?
事業承継の「見える化」を進める時、後継者の教育にもつながる「現経営者が行ってきた経営判断基準」を文書化します。
これは、現経営者の体験・経験で得た、教訓や知識をいろいろな角度で文書化し、「独自の活きた経営マニュアル」にする作業です。
SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
いったいどれ位の中小企業に「会社の沿革」や「歴史」が文書として残っているのだろうか?
事業承継の「見える化」を進める時、後継者の教育にもつながる「現経営者が行ってきた経営判断基準」を文書化します。
これは、現経営者の体験・経験で得た、教訓や知識をいろいろな角度で文書化し、「独自の活きた経営マニュアル」にする作業です。
SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
2024年度のRE嶋田塾のマスターコースが4月から始まりました。
2025年のKPI監査の実務本の作成に向けて1年間の「上級KPI監査士」としての訓練と実践経験をしてもらいます。
そこで上級KPI監査士は「SWOT分析」「業績の公式」「ボトルネック」の3つアプローチから企業のKPI設定とKPI監査を行います。
この章では実際に3つのアプローチで実施するフレームを紹介します。
このフレームだけ見てもピンとこないかも知れませんが、実際にヒアリングロープレしながら埋め込みをしていくと、なかなか論理的にできているのです。
SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
SWOT分析がいかに良い戦略分析ツールだとしても、経営者がそれを受け入れない限り、宝の持ち腐れです。
コンサルタントや会計事務所職員、はたまた自社内の幹部が「社長、SWOT分析をしてこれからの経営戦略を明確にしましょう」と言い張っても、
経営者が「うちの業界で、新しい事はないし、新しい事をやる資金もないし、現状が厳しいのに、下手な事をやって上手くいかなかったら、それこそ死活問題だ」と、超ネガティブ意見を言う場合もあります。
そんな経営者や事業責任者に、SWOT分析の必要性や有効性を理解してもらう為に、どんな事をすればいいのでしょうか?
私の過去の経験からいくつかのメソッドをご紹介します。
経営者は本来、常に未来を見ています。
今が厳しくとも、未来に何らかの可能性を見つける意思は必ずあります。
中期ビジョンのイメージを聴きだし、それを実現する為に「止める戦略と伸ばす戦略」の事業仕分けを提案する訳です。
経営者も「ムダ」は止めたいと思っています。
そして、できるだけ経営資源を集中して収益を上げる事を願っている筈です。
その経営者の意思とSWOT分析は完全にリンクするので、「ビジョンを創る為に、SWOT分析は不可欠です」と説得します。
これはいわゆる正攻法です。
但し、零細事業所の場合、経営者にそういうヤル気がない場合は、正直言って、何をどう言っても難しい場合はありますけどね。
値上げは「経営戦略」です。
値上げして顧客が受け入れるのか、それとも拒否されるのか。
値上げを議論すると、様々な経営戦略や商品戦略、顧客戦略が議論されます。
そこで、それとなく「強み」を整理し、何となく「機会分析」にもっていきます。
値上げできる商品は既に付加価値があり、それを求める顧客がいる訳です。
その強みに付随した周辺商品やサービス、アフターなどの「機会分析」のヒントを多用して、小さな可能性、ニッチ市場やニッチカテゴリーの意見を聴きだします。
大上段に「これからSWOT分析をします」と言わない方が、良い場合もあります。
顧客アンケートに興味を示さない経営者はいません。
只、どんな苦情や悪い意見が出るのか、怖いだけです。
顧客アンケートは、総花的なモノではなく、ある「仮説」に基づいたモノから、ヒアリング調査などをして収集します。
仮説は、SWOT分析をしようがしまいが、どの企業にもあるはずです。
その仮説の検証として顧客アンケートをします。
その集計後に、
「この顧客のニーズは、どんな広がりが出るでしょうか」
「この顧客層に特化した商品、サービスってどんなものでしょうか」
「社長は、このアンケート結果から、どこにどんな戦略をぶつけるべきだと思いますか」
こういう事を聞く事自体、既にSWOT分析に入っています。
それを「SWOT分析記入シート」に書いていけば、良いのです。
上の2つの切り口は、最初に「社長、SWOT分析をしましょう」とは言っていません。
元々SWOT分析の知識のない経営者に、「そもそもSWOT分析とは何ぞや」と、一から説明しても理解して貰えない場合もあります。
そんなときは、『結果的にSWOT分析をしていた』見たいな、スタイルでも良いと思います。
元々「SWOT分析」とは、単なる経営戦略立案ツールであって、それ自体が儲かる仕組みではありません。
SWOT分析の議論をして、行動してこそ、成果がでるものです。
だから、入り口のSWOT分析の理解で躓いては、次に進めませんね。
『後から振り返ったらSWOT分析だった』もいいんじゃないでしょうか。
SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
先日も顧問先の経営計画づくりで事業部別の具体策を議論していました。
この顧問先は事業部が3つと各事業部に営業、製造、技術開発(設計)があり、部門別の収支目標数値も細かく設定されています。
今期は社長と私との話で「KPI経営」の取り組みをする事を方針管理に上げています。
そこで、メイン事業部の常務取締役事業部長、営業本部長、技術部長、製造部長を社長室に集め、今期(新事業年度)のKPIの中身を確認しました。
SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
今日は、経営コンサルタントにとっての現場である「経営会議」で良くあるパターンについて回顧録を報告します。
私たちが経営協力する企業では、必ず経営会議や役員会に参加し、重要な意思決定機関でのアドバイスや客観的な意見を伝えます。
中小企業の場合はほとんど同族経営ですから、社長の後継者である息子が入っているケースが多くなります。
経営会議や役員会議でも、議論が白熱してくると、感情的な意見が飛び交うようになります。
まだ、同じ取締役でも、他人のサラリーマン役員の場合は、自己抑制できますが、実の親子となると、公式な会議という事を忘れて、「親子喧嘩」並みの、言葉でやり合う役員会もあります。
本人たちは、激論をしているつもりでしょうが、参加している他の役員や幹部は、結構白けている事が多いですね。
社長と常務(後継者)が激論している時、他人役員は口を挟めず、事の成り行きと収まるのをじっと見ています。
またサラリーマン役員では決して言わないような、投げやりな言葉を社長も後継者も平気で言ったり、理論的ではない身内の感情論でのやり取りの場面を多く見てきました。
実際は、そんな時こそ、経営コンサルタントの出番でもある訳です。
他の役員は議事ができない状況ですし、口論している親子も、どこかで出口が欲しいと思っている事も多いのです。
私たちが『その議論は、また次の機会にしましょう。今は○○の件を決めましょう』と言うだけで、結構収まってしまうものです。
それは、コンサルタントと言う独特な立場の人間だから、できるのでしょう。
それはともかく、今まで経験した役員会での、親子喧嘩で一番激しかった事例があります。
その会社は建設関係の企業で、社長が創業者、専務の長男は学卒からずっと、社長の方針や指示に従順なタイプでした。しかし、常務の次男は、大手商社を経験してから、途中入社しており、平気で社長ともやり合うのです。
ある役員会でのことです。
新商品開発のネームやブランド構築の為のPR方法を検討している最中、社長と次男の常務の議論が咬みあわず、完全な親子喧嘩になりました。
社長 『今までの当社の歴史で、そんなみっともないPRプランはした事がない』
常務 『どこがみっともないんですか?昔のやり方に固執していたら、新たな挑戦はできません。失敗しても良いから、やるべきですよ』
社長 『お前の自己資金でやるなら、何も言わないが、会社の虎の子の金を遣うんだぞ。海のものとも山のものとも分からないものにカネが使えるか』
この間にも、更に激論があり、ついに社長が「切れた」格好で常務に言いました。
社長 『別に、お前に○○商事を辞めて、うちに来てくれと頼んだ訳ではない。そんなに言うなら、自分で会社を作って自分で勝手にやればいい』
常務 『良いですよ。自分でやります。ここまで言っても分からない頭の固い社長についてはいけません。専務、少しは自分の意見を言ってくださいよ』
専務は無言
常務 『こんな会議に私が参加しても意味がないですね。私は退席します。』
社長 『勝手な事は許さん。会議の途中で出るなら、会社を辞めるんだな。』
常務 『はい、会社は辞めます。失礼します。』
と言って、本当に出て行ったのです。
この間の議論は、あまりの感情論で、私も軌道修正ができず、他の役員も只、じっとしているだけでした。
会社の議題で、激論がスタートしますが、その内親子特有の口論になる。
しかしその会社の常務は、あれだけ、啖呵を切って出て行ったにも関わらず、翌日も普通に出勤し、普通に業務を行っていました。
恐らく、いつもの通り、長男の専務が取り成して、丸く収めたのでしょう。
しかしそれならば、その後の経緯を他の役員に、一言説明があってもいいと思います。
もし、啖呵を切ったのが、息子の常務ではなく他人役員だったら、『辞表』を出して本当に辞めるでしょう。
身内だから、許される雰囲気はありますが、いかに身内と言えども、公式の場での理性は維持して欲しいと思います。
こんな身内喧嘩の役員会や経営会議は日常茶飯事です。
これを上手に御するのもコンサルタントですね。
SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
先日、あるコンサルタントの方と数時間、コーチングをしました。
その方は長年コンサルタントをされている方です。
彼の悩みは
「自分のコンサルタントとしての武器が明確でない」
「どの分野で自分のエッジを立てるべきか見えない」
「セミナーをしても集まらない」
「収入が不安定」
という事でした。これは多くのコンサルタントや士業にも共通の事です。
特にこれからコンサル起業を考えている方は、特にこの記事をしっかり読むことをおススメします。
セルフブランディングを絞れない理由は、一言で言えば「欲張り」だという事になります。
それは「八方美人」とも言えるし、「捨てられない性格」とも言えます。
だから、その根拠は「欲張り」な訳です。あれも捨てたくない、これも捨てられない訳ですから。
セルフブランディングは、「捨てる勇気と絞り込み」から生まれる事は言うまでもありません。
ある意味「〇〇しかしない」その為には、当面は収収入増は見込めないが、水面下の仕掛けを継続し続ける覚悟するという事です。
しかし、その勇気がなかなかでない。
結局、飯を食う為に「従前と変わらないやり方」をしているが、その従前のやり方の収入さえ危うい状況になっているのです。
当社が行っている「SWOT分析スキル検定初級講座」では、全員に「パーソナルSWOT分析」を実施して頂きます。
しかも、それを同じ受講者同士でロープレを通じて、内容吟味をしてもらい、「新たな気づき」を得る機会を作ります(現在は検定講義がオンラインの為、受講者のパーソナルSWOT分析は、嶋田が直接添削してアドバイスしている)
パーソナルSWOT分析とは、自分がこれまでやってきたコンサルティング市場でのニーズや特定顧客層の今後のニーズを「機会」として複数整理します。
次にコンサルタントとしての具体的なコンテンツやスキル、経験を「強み」として整理します。
それぞれを掛け合わせて「積極戦略」にするのですが、そこの堀り下げで、「自分が狙うコンサルティング市場とその武器」を明確化します。
全国の都道府県単位で、コンサルタントや士業は数百人から大都市では数千人規模でいる訳です(コンサルと名乗る人は全国で10万人以上)
その中身は正統なものから、如何わしいものまで玉石混交。
その中で、目立ち、「〇〇で、〇〇分野に強いコンサルタント」と言えば、「◇◇先生だよね」と言われないといけないのです。
その為に、多くのコンサルタントや士業の方は、
いる訳ですね。
ところが、①~⑥の手法に統一感がないと、ブランディングにはなりません。
一体、「誰に対して、何のメソッドで、どんな効果を出すコンサルティング」を標榜して、各種ツールをつかっているのか?
これば見えないと「セルフブランディング」が成立しません。
「自分らしさ」とは、①~⑥のツールを使って、同一テーマで徹底して継続して、コンテンツを出し続ける事です。
その為には「あれもする、これもする」では、おそらく時間がいくらあっても足らないはずです。
あるコンサルティングを捨てると判断したら、「結果的に受注がなかったから捨てた」ではなく、「意図的に捨てる」事が大事だと思います。
そうしないと、覚悟ができません。
例えば、
この「意図的に捨てる」事で、それを自事務所の経営計画(収支計画)に反映させる。そして覚悟ができ、新たなブランディングへの取り組みをせざる得ない「背水の陣」になる訳です。
「RE嶋田塾」では、塾生になると「パーソナルSWOT分析」を私が直接アドバイスする無料zoom面談サービスをしています。
詳細は下記まで
SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
クロスSWOT分析で「強み分析」をする時、最近では「顧客資産」「商材資産」「技術人材資産」「組織機能資産」からヒントを繰り出し、「強みのファクトファインデックス」を行っています。
「強み分析のヒント」
https://re-keiei.com/blog/swot/1826-swot-135.html
しかし、実際に質問で出てくるのは「具体的にどんなリソースが強み分析に上がるんですか?」と聞かれる事はあります。
そこで、「強み分析に使う30のヒント」を掲載します。
これは「事前の【強み】宿題」で以前使う事が多かったものです。
No | 強みののヒント | 考え方 |
1 | 「強み」につながるこだわり | その「こだわり」が評価されて、差別化になっており、収益に直結している事(収益に貢献しないこだわりは一人よがり) |
2 | 「強み」につながるアフターサービス体制 | リピートを決めるアフターサービスがブランド化され、アフターで紹介がでるくらいなら大きな強み |
3 | 「強み」につながる熟練度・専門性知識力 | ベテランが持っている技能知識が他社と比較して、分かりやすいPR力を持っている(分かりにくいのは強みになりにくい) |
4 | 「強み」につながる設備力(顧客要望や収益を生むかどうか、生産設備、車両、建屋、他設備) | 今持っている有形資産が顧客(今の顧客外も含む)の買う理由になれば強みである |
5 | 「強み」につながる価格圧力への対応力(商品別のコスト対応力) | 特定商品なら価格適応力があれば、それを武器で顧客開拓もできる |
6 | 「強み」につながる迅速な体制・クイックレスポンス | ホームページやパンフに掲載できる「○時間以内対応」など顧客に約束が出きれば強み |
7 | 「強み」につながる短納期対応力 | 短納期はかなりの強みである。又は小口対応、別注品も短納期は勝負ができる |
8 | 「強み」につながる物流体制・物流機能 | 物流体制の優劣は大きな差別化要因である。業者活用と自社便、センターの有無など |
9 | 「強み」につながる意思決定のスピード・現場権限保持 | 本社集中権限だとスピードに欠ける。現場担当者に権限が大きいと同業者より有利 |
10 | 「強み」につながる垂直統合の一貫体制 | 自社内又は自社グループで企画、設計、製造、物流、販売まで行いワンストップでスピーディなら強み |
11 | 「強み」につながる水平展開 | 商品機能や技術が横展開可能かどうか、また他企業とネットワークを組んでアウトソーシングする事で具体的な強みがあるかどうか |
12 | 「強み」につながる新商品の情報、開発機能 | 新商品の開発につながる情報収集手段、開発能力、開発期間などがライバルより優位性があるかどうか |
13 | 「強み」につながる商品バリエーション・品揃え | 商品の品揃え自体が顧客からメリットだが、多面的な販売先がないと在庫負担になる弱みもかねている |
14 | 「強み」につながる差別化技術・差別化ノウハウ | ある特定部分の技術、ノウハウで差別化できている事。その差別化は顧客が喜ぶこと |
15 | 「強み」につながる顧客との関係の深さ・マーケティング力 | マーケティングで他社より上手な点。最近ではWebマーケティングもリアルと同じくらい重要 |
16 | 「強み」につながる顧客が面倒臭がる事への対応、顧客の要望の具現化 | 顧客が喜んでも費用を払わない、自社だけがきつい思いをしていただけなら、強みにはならない。 |
17 | 「強み」につながる知的財産 | 知的コンテンツ、特許、商標登録、ロイヤリティ収入等 |
18 | 「強み」につながる地理的優位性 | 場所はいろいろな商売をするうえで重要。その地理がどう魅力的かよく考える。 |
19 | 「強み」につながる思い切った投資ができる資金力 | 資金力は設備投資、人材採用等コストが掛かる事に対応できるのでかなり大きな強み |
20 | 「強み」につながるブレーン、ネットワークの充実 | どんな人を知っているか、どんな企業が支援してくれるか |
21 | 「強み」につながる社内の技術的優位性 | 技術面で顧客開拓に直結できる優位性 |
22 | 「強み」につながるソフト力(ソリューション提案)の優位性 | 本商品の取引だけでなくソフトサービス面で強みは何か。そのソフトがハッキリと顧客との差別化になっていなければ強みとは言えない |
23 | 「強み」につながる取扱商品の販売権、独占権 | その取り扱い商材が権利で守られているなら、その商品が強い間は強みになる |
24 | 「強み」につながる顧客が喜ぶIT環境 | 受発注や在庫管理がIT活用でリアルタイムに顧客に対応可能なら強みと言える。それが差別化の条件の場合。 |
25 | 「強み」につながるIT、Web、SNS等が活用できる体制 | IT環境を使って顧客との情報共有が迅速化して、開拓したい企業の取引条件なら強み |
26 | 「強み」につながる組織の多様性・多能性(フレキシブルに事業転換が出来る組織) | 専門的固定的な組織が顧客ニーズに応えられない場合、多能工が多いとかフレキシブル組織は強み |
27 | 「強み」につながる法規制・規制緩和などの行政面の保護、関係性 | 法律改正や行政からの方針、規制が自社をガードし取引条件になっているなら強み |
28 | 「強み」につながる顧客層・エリア | 具体的な顧客カテゴリーがどこか、どんな特性の顧客に強いのか |
29 | 「強み」につながるサービス | 自社が行っているいろいろなサービスで顧客が評価している事 |
30 | その他「強み」につながると言えるもの | 他 |
SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
サラリーマンの定年後に、これまでのキャリアや知識技能を活かして、「コンサルタント起業」する方は毎年相当数います。
最近は「シニア起業」とか「定年後ひとり起業」とか言います。
コンサルタント起業は、資金も投資もいらず、比較的誰でもできるセカンドライフの、ひとつのカタチです。
ただ、「定年後のコンサルタント起業」は、本人が思ったようなカタチにならないケースも多いことを考える必要があります。
これまで私が見てきた多くの「定年後のコンサルタント起業」での失敗事例から、必要なスタンスと考え方を紹介します。
SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
実際に「SWOT分析」をコンサルティング現場や、経営者との面談で実行しようとすると、多くの方がこう言われます。
「強みを聴きだすのは、なんとなくわかるが、機会を聴きだすのが難しい」と。
「機会」の定義は、このブログやSWOT分析検定や書籍、動画を見た方ならある程度わかっていると思います。
「30のタラレバヒント」(SWOT分析スキル検定初級オンラインで提供)などを駆使すればいいと頭では分かっているはずです。
しかし、「30のタラレバヒントも、該当しない企業の場合もあるし、30を項目をイチイチ聴くのも面倒だし、時間が掛かる」と感じている人もいます。
では、簡単に「経営者が『機会』の意見を言いやすい質問」とは、どんな事でしょうか?
私が以前経営者面談時に使っていた「機会コア質問と深掘り質問」をご紹介します。
SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
先日、25年間経営顧問をしている企業での経営会議の一コマ。
議論は「SNSで見込み客をつくる為に専門業者に依頼して、インスタの「いいね」を増やす」ということでした。
最近、受注が減っている事で新規客をいかに増やすかが課題だったからです。
しかし、こういう「飛び道具」での受注期待はなかなか不確実で、認知されてリアクションを貰うまで時間も根気も必要。
私自身がWeb、SNSを使ってビジネスをしているからよく分かっていますが、経営者からすると設備投資をしている以上、何とか生産性を上げたい焦りがあるからSNSで何とか生産性を上げたいのです。
一通り決定事項が出た後、私から提案をしました。それは
「当社の過去顧客は数百件ある。今は2カ月1回のDMを送っているだけ。ここを掘り起こしした方が良いのでは?既に認知度がある訳だから」
と。
そして「過去顧客」へのフォロー体制や担当、中身を議論するようになりました。
私がSWOT分析で一番時間を使うのは「強み分析」です。
その中でも「過去顧客」の分類や属性、その後のフォローなどを深く聴きます。
何故か?
それは企業にとって最大の財産は「今の顧客と今を作ってくれた過去顧客」だからです。
しかし、多くの企業では「新規顧客開拓」ばかりに眼が行き、「過去顧客」をないがしろにしているのではと思うことが多々あります。
SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
SWOT分析は最初に「強み」または「機会」を行い、「脅威」「弱み」を軽めにして、クロス分析である「積極戦略」「致命傷回避撤退縮小戦略」などを行うのが常道です。
しかし、この発想と全く逆の考え方も存在するのです。
それが「逆クロスSWOT分析」です。
【逆SWOT分析】という言葉は聞きなれないと思います。
それもそのはず、私が作った造語ですから。
しかし、この逆クロスSWOT分析は知っておくと便利な考え方なのです。
この「逆SWOT分析」はどんな意味で、どんな場合に使うのかご紹介します。
下記に図がありますが。先に「積極戦略」が決まっている段階で、後から「強み」「機会」のパーツを入れ、整合性を見ていきます。
反時計回りで議論します。
更にそこで不足している戦略要素があれば追加していくわけです。
SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。
会計事務所が顧問先を数社集めて、複数回の社長塾をやる事でMAS契約がスムーズにいくことは以前、このブログ、メルマガでも解説しました。
ではどのような社長塾を行えば良いのか?
ここでは「非財産相続承継の見える化」をベースとした「継栄塾」に開催の仕方をご紹介します。
「これを無料で渡すんですか?」と同業のコンサルタントがビックリしたマニュアルをご提供!各種コンサルティングマニュアルを揃えております。
「こんな実例ノウハウを、こんな価格で売るって正気ですか?」と仲間のコンサルタントがあきれた「コンサルティング現場で活用した実例ノウハウ」があります。クライアントとの面談や会議で、また研修時に「見せるツール」しかも記入実例付きのリアルテンプレートを豊富に掲載。