経営者にとってのメンター、コンサルタントにとってのメンター

SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。

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私たち経営コンサルタントは中小企業社長のメンターであるべきです。

この「メンター」というのを辞書で引くと「優れた助言者、良き指導者」と出てきます。

若干ニュアンスの違いはありますが、経営顧問として社長の軍師になるという事は「メンター」になる事に近いでしょう。

そこで今回は立場を変えた話。

そういう「メンター」を我々コンサルタント自身も持つべきではないかと言いう事です。

我々コンサルタントも事業者の端くれ。

クライアントの為に日々仕事をしていますが、自分もコンサルタント事務所として事業戦略やビジョン、コンサル商品の開発、将来の集客の仕掛け等、日々頭を巡らしています。

実際に「コンサルタントのメンター」とはどんなものか?

1,嶋田のメンターは2人

私にはメンターが2人います。

一人は毎月会って、27年の付き合いがあり一緒にコンサル案件を共同で進めている鹿児島のコンサル会社の社長。

もう1名は前職のコンサルタント会社時代から36年の付き合いのあり定期的に電話連絡している高知のコンサル会社の社長。

それぞれの仲間は私の性格、価値観、歴史を知っており、私の考えや方向性に影響を与えてくれます。

私がこれからどういうことをしたいか、課題は何かを忌憚なく相談でき、また適切なアドバイスや考え方の意見をくれます。

だから自分自身をニュートラルにして「聴く」ことができます。

 

2,メンターには隠し事もなく率直に現状を話す

クライアントがメンターと表面的な付き合いでは、メンターの言葉を本気で聞き入れようとはしません。

隠し事なく全部をさらけ出す必要があります。

そうしないと本質的なコーチングもアドバイスもできないからです。

すべてをさらけ出すとは、私の場合もクライアントの場合もそうですが、やはりプライベートも相当オープンにします。

プライベートの在り方もビジネスの価値観に影響しているし、経営者にとってプライベートもビジネスも表裏一体です。

だから健康面から資産づくり、事業承継、同族問題、配偶者との問題などすべてが会話の対象になっています。

そういう意味では人生の相談ができる関係まで行くのがメンターのようです。

 

3、メンターはクライアントの歴史を知っているから、トータル意見が出る

コンサルタントが経営者のメンターとして機能するには、ある一定程度の歴史も必要でしょう。

短期間で深く聴きだすコミュニケーションで信頼関係を築くこともあるでしょうが、人の歴史と一緒に歩けば経営者をトータルに見る事ができます。

私が「10年経営顧問」を標ぼうし、クライアントと長く続ける事を指針にしてきたのは、まさにこのためです。

経営者も歴史と共に価値観や考えは変わりますが、性格は変わりません。

経営者の判断には性格が起因している事が多いので、短期間で断片的な経営者の考えで左右されず、10年単位で経営者の性格や過去の出来事を見たトータル意見は重要。

また経営者も長いお付き合いだと、性格の本質をついた質問やアドバイスをしても「先生は全部お見通しですもんね」と好意的に受け入れやすいのです。

これがまだ付き合って間がない場合だと、性格的本質を突いた改善アドバイスなどは「諸刃の剣」であることもしばしば。

 

4,自分の思い込み打破とメンターが言いやすい雰囲気が大事 

メンターは適切な深堀質問でクライアントの考えや思い込みを打破し、俯瞰して判断できるようにします。

その為には肩ひじを張らない会話、自然な会話、プライベートも織り交ぜた会話が大事です。

そしてメンターは焦ってクライアントにアドバイスをしようとしない事です。

むしろ、クライアントから聞かれたらアドバイスする位のスタンスが必要。

話易く、自然体の状況と言うのは相手とのラポール(融和状態)状態にあります。

だから「何かアドバイスをしなきゃ」とと言う強迫観念はむしろ逆効果となります。

まあコーヒーでも飲みながら、お菓子でも食べながら、直近のプライベートの話からでの始めるのがいいかもしれません。

 

コンサルタントは経営者のメンターになることで経営者の判断にプラスに影響する職種です。

またコンサルタント自身も孤高にならず、自分への客観的なアドバイスや深堀質問をしてくれるメンターが必要な時代です。

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