どんな優秀な選手もスキルアップの為に、コーチから手ほどきを受けない限り成長しませんね。ゴルフやテニスの一流プレイヤーも、常にコーチをつけて練習をします。「SWOT分析」スキルも同じです。
就活戦略にSWOT分析を活かす方法について、ご紹介しましょう。本事例は、会計事務所に転職希望の女性(資格試験に挑戦中の中途転職者)をSWOT 分析したものです。
先週、事業再生のセミナーに参加してきました。金融円滑化法が再延長された後の金融機関の対応や、再生のスキームについていろいろ考えせられました。この法律が再延長されたことで、金融機関はこの法律が終了する平成25年3月末を想定した取り組みをしているようです。
「SWOT分析はしたことがあるけど、失敗したらから…」「以前、コンサルタントに依頼してSWOT分析研修をしたけど、いまいちだった」
SWOT分析は有効かつ中小零細企業に合った戦略立案ツールですが、残念ながら、上記の感想を持つ経営者や管理者もいます。手法自体の問題ではなく、進め方の問題なんですが、一度失敗すると、その手法メソッド自体を否定されてしまう訳です。これはSWOT分析に限った話ではありませんが。
昨日、建設土木関連の会社の幹部11名と丸1日かけてSWOTクロス分析研修をしました。公共工事100%依存の企業ですが、独自技術や製作部門もあり、多角的な可能性を検討した結果、公共工事依存は変わりませんが、独自商品、独自技術のネット販売、過去の相当数の施工済み先をストックを考えたリフォーム、メンテ体制が戦略として確認されました。
今日は、長年コンサルティングしている企業での中堅者研修でした。ベテランから係長クラスまでの、実務的には部門の中心でやっているメンバーです。参加者は30名。この会社では、層別にいろいろなカリキュラムを作って、私を中心に、一部を他の専門家に依頼して年間20回前後の終日、半日研修をしています。今日のテーマは、いつもの実務的なスキルアップや課題解決の研修ではなく、個人(パーソナル)について、自問自答してもらう研修でした。
貴方の個人の「強み」を分析してください。
SWOT分析はビジネスでもパーソナルでも疲れえる便利な戦略策定ツールです。実はある方から個人的な依頼がありました。それは「ある業界に転職を考えています。業界に自分が適性があるか知りたいのですが…」と。あくまでも仕事ではなく、個人的な話でしたが、「SWOT分析してみようか?なんか分かるかも」と、伝え、2人で一緒に議論しました。転職で使うSWOT分析とは、この順番で行いました。
SWOT分析において、ある意味一番大事な事が「機会分析」いわゆるopportunity(オポチュニティ)です。
一般の「機会分析」では、
- 今後の社会の動き
- マクロ・ミクロの経済動向
- 人口動態からのマーケットの変遷
- 消費者ニーズの多様化
- 地域・国家・グローバルな変化
- 競合状況
- 新たなニッチ
等々を大所から議論するようです。
今、ある企業でマーケティング戦略を議論しています。今のマーケティングは、いかに明確な、差別化された独自のウリを出すかにあります。こういうものをUSP(ユニークセリングプロポジション)と言います。このUSPを作るには、いろいろなメソッドがありますが、中小零細企業に多いのは「思い込み」と「顧客ニーズを無視したこだわり」です。このミステイクを防ぐ為に、SWOT分析は大変有効です。
『うちには特別な強みはないですよ』
『そんな差別化見たいな事がないから、苦労しているんです』
SWOT分析検討会をすると、多くの企業でこんな回答が出てきます。そして、「良い点」=「強み」と思い込んだ受講者からは
「うちは、社員が明るいです」
「うちは事務所の4S(整理整頓清潔清掃)が結構良いレベルです」
「うちは、変な社員がいないからアットホームです」
等と、およそ「顧客の買う理由にならない」点を言われます。
「これ、SWOT分析を現場でしたことがない人が書いたものでは…」 「何んと、どこかの本やネットからコピペしたようなSWOT分析だな…」
SWOT分析の本、Web上でもいろいろなSWOT分析の情報が溢れています。長年120超のSWOT分析をコンサルティングしてきた私から今回は、少し苦言を言いたいと思います。SWOT分析は決して魔法のツールではありません。また、表面的に業界一般論で片付けるものでもありません。
これまで120超のSWOT分析コンサルティングをしていますが、このメソッドが中小企業に有効な事は言うまでもありません。このSWOT分析の結果、大きな戦略の意思決定やビジョンが確立した事業所をたくさん見てきました。しかし、すべてのSWOT分析をした事業所が100%上手く行ったかと言えば、当然そうではありません。どんな手法にも死角もあり、限界もあります。それは、単純事ですが、最終的には生身の人間が判断する事ですから「絶対」と言うことはあり得ません。
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