なんで、経費を掛けてまでの経営方針発表会をやっているの?

私たちがコンサルティングをしていると、社員から聴く声があります。それは、「会社の方針が分からない」と言う声です。

それを経営者に伝えると、「そんなはずはありません。口が酸っぱくなるほど、方針や戦略を伝えています」と逆に驚かれる方も多いですね。何故、そんなギャップが起こるのか?

それは

  • 「文字になっていない」
  • 「方針や具体策のチェックやレビューをしてない」
  • 「方針が抽象的で具体性がない」

などから、社員は理解しないのです。そこで、私たちは、クライアント企業に対して、毎年第4四半期位から、来期の経営方針書、計画書作成の支援を行います。先ず、今期の寄り付きを予想し、今期の積み残し課題を整理します。そして翌期の経営方針、戦略、部門方針、目標、行動計画立案作業をするのです。経営方針書、経営計画書ができた、ほぼその発表会を行います。

発表会は冒頭の企業のように全社員を集めて行うケース、管理職のみ集めて行うケース、オンラインやTV会議で全拠点に向けて行うケースがあります。発表会は、社長から経営方針やビジョン、部門長からは部門方針、行動計画を発表します。そうすることで、幹部に決意を示してもらい、社員には「会社は今、この方向に進もうとしているんだ。じゃあ自分の行動も…」と考えて貰う訳です。

当然、経営計画発表会のイベントだけで終ってはいけません。必ずレビューを定期的に行います。冒頭のクライアント企業も、33か月に1回は全拠点の管理職が集まり、本社で半日研修でレビューを行っています。経営方針発表会は、決して自己満足でも単なる行事ではない訳です。それこそ、社員のベクトルを合わせる重要な経営行為だと考えているから、コストを掛けてでもやり続けるのです。更に、他地域にいる社員の懇親や情報交換も重要な副次的なメリットです。

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