人手不足は今後も益々厳しくなるのに「選択と集中」の決断ができない経営者の愚

SWOT分析、KPI監査、採用サイト、事業承継「見える化」コンサルタントの嶋田です。

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各方面の人手不足が深刻になっています。

4月以降の残業上限規制もさることながら、どんなに求人してもなかなか反応がない中小零細企業は多い。

そんな中、ビジネスモデルを選択と集中しないと、「伸び切った戦線に人員不足で効果も薄い経営資源の投入」で益々収益悪化の憂き目にあいます。

人手不足を言い訳に真剣にダウンサイジング経営を考える時期に来ています。

1,儲からない商材、顧客に人手が取られて、収益商材が手薄の愚

どんな企業でも「強み」があり、儲かる商材・顧客「強み」がなく価格競争しかできない商材や顧客があります。

多くの中小零細企業では「収益部門」や「今後の期待部門」を強化したいにも関わらず、相変わらず「儲からない」「弱み」の商材や顧客に人と時間のリソースを取られています。

経営者が決断できないので、「強み商材」の特化や重点集中策を取らず、みすみす機会損失をしているのです。

何故、頭分かっているのに、決断ができないのでしょうか?

それはいろいろ理由をあるにせよ、最終的には「選択と集中」をするリスクを取れないからです。

もっと厳しい言い方をすると「あれも欲しいこれも欲しい、これも捨てがたい」という「欲張りな性格」が決断の回避や遅疑逡巡をしているのかも知れません。

「強み」の収益商材をもっと伸ばす方が理屈に合っているのに、です。

「だめ商材」「だめな顧客」を断捨離する事は、2024年には「見切り千両」の価値があるのです。

 

 

2,儲からない商材、顧客を担当させられて離職になっているのに放置する愚

儲からない商材や顧客、競争力のないビジネスを担当している社員には明日が見えません。

褒められる事も少なく、クレームも多い。

喜びを感じる機会も少ない。モチベーションなど上がるはずもありません

しかも、業績が芳しくないから賞与も昇給も少ない。こんな賃上げが世間の主流になっている時代に、です。

すると、当然「こんな会社で働くなんて馬鹿らしい」と思う社員がいて当然です。

また「弱み」や「だめな商材・顧客」を維持し続けている理由も戦略的でないとしたら「この会社の社長は決断できないダメな社長だ」と思うでしょう。

昨今の離職理由の調査では、待遇や休日が悪い事だけで若手が辞めている訳ではないそうです。

「この会社は変わらない」と諦めた時、一気にエンゲージメントが下がり、退職を決意するそうです。

「儲からない弱みの商材・顧客」を維持していると、期待している社員の急な退職を招きかねないのが、2024年です。

 

3,ダウンサイジング経営は「強み特化型経営」で減収創益を目指す

結局、企業にとって大事な事は資金繰り。

キャッシュフローを増やすには、売上より粗利であり、粗利より営業利益です。

目先の売上確保でも粗利が悪ければ、どんどん資金繰りは悪化するし、それを金融機関も見逃しません。

不況やインフレの影響で、結果的に売上が下がった「減収減益経営」だと「やばい経営」ですが、意図的に準備した「戦略的に減収創益経営」なら前向きな評価になるでしょう。

●商材と顧客の断捨離で、適正人員規模で「強みに特化した経営」

●人員も人件費も少なく、賃金は多い経営

 

これは理想的な言葉かもしれません。

しかし今後も続く「極端な人手不足」で益々経営が難しくなる現代、意味のある売上成長しか、企業存続の道はないように思いますが、いかがでしょうか。

 

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