嶋田利広ブログ

会計事務所の職員教育

2025.7.1 MAS支援先の会計事務所で「経営ナビAI」を実用化

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いよいよ、(株)XOPグループのOEM開発による独自プロダクトである「経営ナビAI」が7月6日(日)大安にリリースされます。

経営ナビAIは、コンサル、税理士等の経営支援専門家や中小企業経営者、幹部のマネジメントの支援の為の専用AIです。

公開に先立ち、10年来MAS指導をしている税理士法人で監査担当者向けに「経営ナビAI」の使い方を実践研修をしました。

たぶん今後は経営支援専用の生成AIなくして、顧問先の経営指導は考えられなくなるのだと確信しました。

では、今回の研修はどういう事をしたのか?

1,経営計画書KPI作成支援AIをデモ

まず、「経営ナビAI」に入っている「経営計画書KPI作成支援AI」を体験してもらいました。

これはChatリレー形式で、30問近い質問に答えながら、最終的な生成物として収支計画書やKPI設定、数か月間に行動計画が詳細に出るAIです。

先に前々期と前期の決算書を読みこませ、下記の質問とヒントが組み込まれた設計で、AIから随時質問が来るので、それに答えていくうちにAIが学習し、情報に基づいた収支計画書の第1次案が生成される仕組みです。

ステップ①:決算分析・現状把握(ラリー1〜6)

次のステップ②: 強みと課題の明確化(ラリー7〜12)

次のステップ③:数値目標の設定(ラリー13〜17)

次のステップ④:行動計画(KPI)策定(ラリー18〜22)

全22の質問と書き方ヒントがあり、それに沿って監査担当者が経営者からヒアリングしながら、質問に回答していきます。

今回は私が監査担当者役になり、ある職員を社長役にして、造園業の経営計画書を生成AIで作成しました。

残念な事に決算書データが用意できなかったので、それ以外で出しましたが、それでも十分な内容でした。

各ステップで整理分析しながら進めるので、実際の経営者も話しやすくなるようです。

 

2,カスタムChatの設計を経験

この「経営計画書KPI作成支援AI」のプロンプトを公開しました。

これはWordに書かれているプロンプトの設計Wordです。

この設計Wordを参考に、各職員が生成AIで業務効率化したい項目の「プロンプトづくり」を班別に討議し、Wordに埋めてもらいました。

今日は1回目という事もあり、どの班も取りあえずに完成形まで行きませんでした

来月の研修で、自分たちの班が構築した内臓プロンプトの精度を確認してもらう予定です。

このカスタムChatの設計の仕方(ChatGPTではmyGPTs)のコツが分かると、顧問先やクライアントの業務効率化の生成AIのプロンプトづくりがスムーズにいきます。

こういうオリジナルプロンプトが作れると、生成AIの活用がとても楽しくなるのです。

まだ各監査担当者はオリジナルプロンプトに四苦八苦してましたが、いずれ理解するでしょう。

そうすると、この税理士法人は「生成AIを使った業務効率化に強い税理士事務所」と認知されるし、そういうセミナー開催ができて、どの職員でも講師ができるようになります。

私としてもそれが狙いですけど。

 

3,経営ナビAI登録で全員が有料版を使用

この税理士法人は経営ナビAIのテナントとして申込されているので、まだ公開前ですが、特別にIDとPWを管理者に発行しました。

そしてその管理者から監査担当者全員にIDとPWを発行し、無料のChatGPTでのトークン制限を気にすることなく、ばんばん使ってもらいました。

一般的にChatGPT4oの有料版なら、日本円で3000円/月程度かかります。

これを監査担当者全員が個人契約すると、15人もいれば45000円以上/月掛かります。

しかし、この「経営ナビAI」は15人でも20人でも2何名でも29,000円(税別)で使い放題です(月間300万トークン)という限界はありますが(クレジットカードで即追加トークンは購入できる仕組みです)

経営ナビAIは最初から経営支援や中小企業の業務効率化、経営戦略立案に必要な「オリジナルChat」が30以上実装されているので、その中から、顧問先の経営課題に必要なテーマのAIをクリックすれば、経営ナビAIからどんどん質問が来ます。

だから「プロンプトを考える必要がなく、経営者へ提案ができる」のです。

 

4,文書を簡単にパワーポイントにするfeloを経験

研修終盤に、「パワーポイントを簡単に作れるAIの使い方が知りたい」と要望があったので、feloをというAIを教えました。

このfeloは長々した文章もきれいに整理してくれて、それをパワーポイントにして、デザインまで生成してくれます。

しかもそのパワーポイントをマインドマップやロジックツリー、特性要因図、図解までしてほぼ、手入力せずに生成してくれるので、大助かりなわけです。

パワーポイントでプレゼンをするならなかなか使い勝手がいいです。

デザインの画像は好みで即変更できます。

 

5,経営ナビAIのオリジナルAIを解説後、使いまくる

経営ナビAIに入っているオリジナルChatを数個使い方を見てもらい、この1か月で3つ以上使ってくれと依頼しました。

その結果や経営者の反応は8月の研修で報告されます。

こういう経営支援専門の生成AIを会計事務所がフルに使えば、圧倒的な差別化できるのが今です。

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この経営ナビAIを使って、会計事務所監査担当者全員が、経営者と深いコミュニケーションを取り、一緒に目的の生成物を作り出していく姿はとても楽しいです。

当然、経営ナビAIは魔法でも万能でもないので、あくまでも第1次案として、その後の追加プロンプトを入れないと、一発で最高のものは出てきません。

しかしそこも経営者とのより深いコミュニケーションにつながっていきます。

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