もう会社に頼らない。起業の為のパーソナルSWOT分析(スキル棚卸編)

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新型コロナウイルスの影響で、あまりに急激に世界不況になろうとしていますが、まだ多くの企業は「大変だけど、どう大変になるか実感がないまま、先ず資金対策だけはやろう」とセーフティーネット融資や補助金、助成金の申込に殺到している状況です。

実際の不況感は4月以降から高まり、7月の大きなマイナス賞与で、不景気感が普通の家庭にも押し寄せるでしょう。企業は大小に関係なく、リストラを本格化させます。毎回リストラの時は、いつもやり玉にあがるのは「50代の中高年」です。また、辞めずに企業に残ったとしても、仕事要件はどんどん厳しくなり、「去るも地獄、残るも地獄」かも知れません。だったら、「もう会社には頼らない。今のうちの独立起業しよう」と決意する方も増えるでしょう。

しかし、闇雲に独立起業は手痛い失敗のもと。じっくり戦略的に考える必要があります。その為の自己分析戦略ツールが「パーソナルSWOT分析」です。

1、独立起業を画策する前に「自分の棚卸」から

「自分自身の棚卸」から、自分のスキル・実績・ノウハウなどの「強み」が明確になると、それを活かせる「独立起業分野」がある程度見えてきます。次表は、自分の今までの経験実績、スキルを棚卸する為の質問です。 この質問に沿って、具体的に「強み」を書き出します。そして、その「強み」が活かせる、またはその「強み」に対して対価を払う市場や顧客はどんなところかまで、細かく書いてみましょう。 すると、それがそのまま「狙うべき独立起業分野」になります。

自部のスキル棚卸フォーム

 この10の設問に沿って、「あなたの具体的な強み」とそれが活かせる「分野やニーズ」を整理します。ここで重要な事は性格論、感覚論、抽象論は書かない事です。雲をつかむような人間的な「強み」では、戦略が描けません。

2、実際のコンサルタント起業をした方の「棚卸事例」

上記のフォームに沿って、ある建設向け経営コンサルタントとして起業された方の事例を紹介します。これは私がヒントを出し、コーチングとヒアリングをしながら、聴きだしそれをその場で記述したものです。

自分のスキル棚卸事例

ここまで具体的に書くと、起業時の戦略は差別化、USPがある程度見えてきます。このように、しっかりした「自分自身の棚卸」を行い、それに沿って「パーソナルSWOT分析」を進めていきます。私が著した「パーソナルSWOT分析」はアマゾンからでも購入できます。

嶋田利広著 「パーソナルSWOT分析」

次回は「パーソナルSWOT分析」の「強み分析」「機会分析」についてご紹介します。

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