優秀な事務長とそうでない事務長の違い

もし、このタイトルを見て、機嫌の悪くなった事務長がいたら、ご容赦ください。機嫌の悪い理由こそが、問題だと思いますが…

一言で「優秀な事務長とそうでない事務長の違い」を言えば、それは「積極性」に尽きます。やはり、ダメな事務長は「出来ない理由」を理路整然と言います。それを聞いた事務部のスタッフは「事務長がムリだと言っているから、やっぱりムリなんだよ」と簡単に諦める風土が根付いていきます。院内、施設内には様々な問題点があります。

ある病院の事務長は「事務方の仕事は外野の球拾いです」と言っていました。その心は、「現場業務以外の事は全て、事務部に聞いてくる、そんなこと現場で判断してよと思うことも、事務部に投げてくる」と言う理由です。確かに現実はその通りですが、そこで「事務部が受け身体質」になったら、組織の活性化は進みません。事務長こそ、組織の問題、外部の問題に前向きに取り組み、提案するという姿勢が最も求められているのだと思います。面白いもので、問題と言うのは『逃げると覆いかぶさってくるけど、攻めていくと小さくなる』傾向があります。

もう10年位前の話しですが、ある病院の事務長は「何で、こんな問題ばかり起こるんだ。何で事務部ばかりに持ってくるんだ。事務部は何もしていないのに」と憤慨していました。そう、事務部は問題解決に何もしていないのです。いつも受け身だから、問題がいつも押し寄せてきて、それを更に逃げるものだから、もっと大きな課題が攻めてくるんです。多くの病院や介護施設では、専門職に比べ、事務部の評価の賃金も少し抑え目になっています。「こんな給与や評価で、そこまで頑張れないよ。先もないし」と捨て鉢の事務長こそ、組織の元凶かも知れません。本人はやっているつもりでしょうが、周囲は知っています。言われた事とお茶濁しの仕事しかしてない事を。

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