コロナで受注激減の住宅会社が、自粛期間にすべきこと

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住宅建設業界は一気に受注が冷え込みます。 私のクライアントも今施工中の物件が終わると、受注ゼロです。 普通なら、内覧会、DM、過去リストの掘り起こしなど、できる営業対策でいろいろ行います。

しかし、今回はそういうことさえも自粛せざるを得ない状況。 いわゆる、即効策は打つ手なし」の状況です。 しかし、ただ指をくわえて憂うだけでは、経営者として失格です。 アフターコロナの対策こそ、今すべきことです。 そこで、クライアントの住宅建設会社での「経営会議」で次のことを実行しようと役員と議論して決めました。  

1、在宅ワークで行うことは「未来の為のコンテンツづくり」

工務部門はまだ現地での仕事がありますが、設計や積算部門は仕事に空きが出ています。 彼らを中心に、未来の受注の為のコンテンツづくりを、在宅ワークでの課題にしました。 具体的には、今後PRするUSP(独自のウリ)に関連する写真集め、コピー作成、資料整理、SNS掲載そして、動画の撮影とYouTubeへのアップロードです。

しかし、そのスキルがありません。 そこで、在宅が始まってもzoomで学習するようにしました。 ノートパソコンを持たないスタッフにはレンタルパソコンとポケットWi-Fiを支給。 コンテンツづくりは、チームを決めてまずzoom会議から始めます。 コンテンツづくりの大枠、行動計画、他社の類似コンテンツのイメージ学習などから。 これを我々がコンサルティングしていくわけです。 しかもzoomで。  

2、効率化、スキルアップの為の「過去物件の検証」

在宅と言いつつ、毎日全員が常に在宅というわけではありません。 週のうち半分は出勤してもらい、社内業務をします。 しかし、実際の仕事はあまりないですから、今こそ「スキルアップ」の為に過去物件の検証作業をしてもらいます。 再開後、どんなことに留意すべきか、必要なことのチェックリスト化、マニュアル化など、学習項目はいくらでもあります。

これは、テーマと大枠を決めて、行動計画、担当チーム、作業状況のチェック手段を決めます。 在社してもする事がないのではなく、積極的に将来への仕掛けを粛々としてもらう事です。 考えてみれば、こんな時間はこんな状況にならない限り生まれないのですから。  

3、過去リストへコンテンツ提供

これまで施主、内覧会の来場者リストを再整理します。 そこにさきほどの「未来の為のコンテンツ」から、メルマガやSNSでのコンテンツ提供、場合によっては小冊子による郵送を行います。 この住宅会社は紹介比率が圧倒的に高い事から、内覧会はあまり実施していないので、見込み客リストがたくさんあるわけではありません。

しかし、既存施主にもリフォームにつながる情報提供などできる事はいくらでもあります。 実は動画で過去施主にリフォーム提案したり、収納グッズを紹介したり、こだわりグッズを紹介したりと、先方も在宅率が高いので、こういうコンテンツ提供は見る時間もあるのです。  

4、zoomで施主打合せ、社内会議の促進

施主との打ち合わせも、社内会議も半分在宅が進むなら会議や朝礼はzoomで行うことにしました。 施主打合せはデザイン、商品仕様決めには、zoomでも共有画面などを使えばある程度は可能です。 来社したり訪問する事も感染リスクになるので、施主のご理解も得やすいです。 また社内も何も顔を突き合わせて行うばかりが会議ではない事に、多くの企業は気づきだしました。

また、管理職の仕事も見直しの最中です。 テレワークをすることで、管理職の具体的なアウトプットがわかるようになるからです。 これまで見えなかった管理職の仕事が「あの課長は今まで部下ばかりに仕事をさせて、自分では何もできないじゃないか」と白日の下に晒されるのが、テレワークです。   こうやった、この非常事態を未来の為に経営スタイルを変えていくチャンスが、今なんだと考え、行動する事が大事だと思います。

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