会計事務所経営の岐路「低価格か付加価値か」

これから求められる「会計事務所が作成する経営改善計画書」は、もう数字合わせの数値羅列計画書は通用しません。その数字の根拠が必要です。

もう20年くらい前から、会計事務所へ「経営計画書」の指導をしてますが、昔は、「自分たちはコンサルではないから、具体策やマーケティング等の知識はない。数字を細かく作成すればよい」といった声が多くありました。バブルが終わって、多少の不景気ではありましたが、今ほど、金融情勢が厳しくありませんでした。ですが、今は、「そんな傍観者的な、表面だけを繕った経営計画書」を、誰も望んでません。かといって、コンサルがやるような、経営診断(これも疑わしい内容のものも結構ある)が会計事務所職員にできるわけでもありません。そこで、「数値の根拠となる対策」を「SWOT分析」という、昔からの方法論を使って、行う事を提案してます。   ただ、多くの方が見聞きしているような、上っ面のSWOT分析ではありません。明確な論理に基づいて、クロス分析という方法も入れた、固有戦略や具体策を導き出すものです。

「SWOT分析」については、拙著の「中小企業のSWOT分析」や「SWOT分析による経営改善計画書作成マニュアル」をアマゾンか何かでご覧いただけるとありがたいですが、少し注釈しておきましょう。

  • 自社の内部要因である「強み」(Strength)の頭文字=「S]
  • 自社の内部要因である「弱み」(Weakness)の頭文字=「W]
  • 外部環境で今後の可能性やチャンスを示す「機会」(Opportunities)の頭文字=「O」
  • 外部環境で今後のリスクや厳しい状況を示す「脅威」(Threat)の頭文字=「T」  

この頭文字をとってSWOT分析といいます。

クロス分析とは、

  • 「積極戦略」・・・今後の可能性やチャンスに自社に強みをぶつける具体策や戦略
  • 「致命傷回避・撤退縮小戦略」…今後の可能性もなく、自社の弱みが災いしているので、撤退縮小か、致命傷回避の具体策をとる
  • 「改善戦略」…マーケットの可能性はあるが、自社の弱みで即対応できないので、3年くらいかけて改善していく具体策
  • 「差別化戦略」・・マーケットの可能性はないが、自社が強く、シェアや独自性もあることから、徹底した差別化や、M&A等で圧倒的NO1になるような戦略  

これらを具体的に出していきますが、一番難しいのが「機会や可能性」に「O」です。どうも、ここを深堀したSWOT分析は少ないように見えます。だから、具体策も通り一遍の表現になってしまい、行動の実現性も乏しいといえるのです。そこで、私は「40の具体的な戦略ヒント」を、過去の経験や知見の中で作成し、多くの企業にも導入してきました。戦略ヒントがあるから、SWOT分析で企業経営者は考えやすくなっていきます。同じく、会計事務所職員にも、この手法を教育し、swot分析のレベルを上げていってます。「具体策づくりは、SWOT分析から」といっても過言ではないと思います。

これから求められる「会計事務所が作成する経営改善計画書」は、もう数字合わせの数値羅列計画書は通用しません。 その数字の根拠が必要です。 もう20年くらい前から、会計事務所へ「経営計画書」の指導をしてますが、昔は、「自分たちはコンサルではないから、具体策やマーケティング等の知識はない。数字を細かく作成すればよい」といった声が多くありました。 バブルが終わって、多少の不景気ではありましたが、今ほど、金融情勢が厳しくありませんでした。 ですが、今は、「そんな傍観者的な、表面だけを繕った経営計画書」を、誰も望んでません。かといって、コンサルがやるような、経営診断(これも疑わしい内容のものも結構ある)が会計事務所職員にできるわけでもありません。 そこで、「数値の根拠となる対策」を「SWOT分析」という、昔からの方法論を使って、行う事を提案してます。 ただ、多くの方が見聞きしているような、上っ面のSWOT分析ではありません。明確な論理に基づいて、クロス分析という方法も入れた、固有戦略や具体策を導き出すものです。 「SWOT分析」については、拙著の「中小企業のSWOT分析」や「SWOT分析による経営改善計画書作成マニュアル」をアマゾンか何かでご覧いただけるとありがたいですが、少し注釈しておきましょう。   

自社の内部要因である「強み」(Strength)の頭文字=「S] 自社の内部要因である「弱み」(Weakness)の頭文字=「W] 外部環境で今後の可能性やチャンスを示す「機会」(Opportunities)の頭文字=「O」 外部環境で今後のリスクや厳しい状況を示す「脅威」(Threat)の頭文字=「T」

この頭文字をとってSWOT分析といいます。 クロス分析とは、

  • 「積極戦略」・・・今後の可能性やチャンスに自社に強みをぶつける具体策や戦略
  • 「致命傷回避・撤退縮小戦略」…今後の可能性もなく、自社の弱みが災いしているので、撤退縮小か、致命傷回避の具体策をとる
  • 「改善戦略」…マーケットの可能性はあるが、自社の弱みで即対応できないので、3年くらいかけて改善していく具体策
  • 「差別化戦略」・・マーケットの可能性はないが、自社が強く、シェアや独自性もあることから、徹底した差別化や、M&A等で圧倒的NO1になるような戦略

これらを具体的に出していきますが、一番難しいのが「機会や可能性」に「O」です。どうも、ここを深堀したSWOT分析は少ないように見えます。だから、具体策も通り一遍の表現になってしまい、行動の実現性も乏しいといえるのです。 そこで、私は「40の具体的な戦略ヒント」を、過去の経験や知見の中で作成し、多くの企業にも導入してきました。戦略ヒントがあるから、SWOT分析で企業経営者は考えやすくなっていきます。 同じく、会計事務所職員にも、この手法を教育し、swot分析のレベルを上げていってます。 「具体策づくりは、SWOT分析から」といっても過言ではないと思います。

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