【SWOT分析と事業再構築】斜陽産業、構造不況業種の「SWOT分析」の進め方

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SWOT分析はご存知のように「強み」×「機会」=独自の経営戦略や営業戦略を出すマーケティングメソッドです。

これまで多くのSWOT分析コンサルティングでは、独自の未来戦略・ニッチ市場の拡大戦略そしてリストラクチャリング(事業再構築)のコンサルティングを進めてきました。
基本的な考え方として「自社の努力でマーケットを創れる」ことを前提にしています。

しかしその中には、当然斜陽産業や構造不況業種もある訳です。

いやむしろ、その方が圧倒的に多いのが、今の日本の中小零細企業です。

そういう業種では、マーケット自体が縮小又は価格競争を強いられていて、いろいろ努力してもなかなか、打開策が見えない状況です。

特に「機会分析」では、目ぼしいニッチも見つからないケースが多いです。

こんな斜陽産業、構造不況業種のSWOT分析はどう進めたらいいのでしょうか?

1,無理に「機会分析」をしない

従来「積極戦略」のみ議論するSWOT分析の順番は「機会」⇒「強み」でした。

しかし、この「機会分析」で議論が進みにくいなら、「強み分析」に特化して進めた方が、新たな「機会のヒント」が出てくるかもしれません。

特に2021年の事業再構築補助金では「既存の強みや経営リソースを活用した新しい経営戦略の関わる費用の補助」となっています。

「強み分析」をどこまで、とことん深く聞き出し、可能性を見出すかがポイントです。

だから議論が停滞する「機会分析」は後回しでもOKということです。

 

2,顕在化している「強み」だけでは不十分

「強み分析」をすると、経営者や役員幹部からは即わかる「強み」の意見が出てきます。

しかし、その多くは「良い点」であり、「強み」の経営資源とは言い難いものが多いのです。

「強み」の経営リソースとは、その「強み」自体が収益を生む可能性がある物理的な経営リソースです。

だから、表面的な「強み」ではなく、潜在的に思っている「強み」、活かされる「強み」とはこれまで思ってなかった経営リソースを引き出すことが大事です。

しかし、「潜在的な強みや隠れた強み、なんてどうやったら引き出せるのか?」戸惑う方も多いでしょう。

実はある質問をすれば、その引き出しは可能です。

 

3,「隠れた強み」を引き出す質問

今、事業再構築補助金の準備をしているクライアントと一緒に進めている「SWOT分析」で行っている「強み」を引き出す質問には4つのカテゴリーがあります。

⑴顧客資産

⑵商材資産

⑶人財・技術資産

⑷設備・機能資産

です。

この4つの固有資産をあれこれ聞きだすことで、今その企業が持っている「物理的な経営リソース」を明らかにしていきます。

この中身については、次回以降にご紹介しましょう。

 

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