コンサルや税理士職員の禁句ワード10

どんなに素晴らしいコンサルタントや会計事務所職員でも、また長年の指導実績がある顧問企業に対しても、言ってはならない「タブーワード」というのがあります。これを、聞いた時、クライアントも顧問企業経営者も、また同業者も一気に興ざめしてしまいます。そして、そのコンサルタントや会計事務所職員の「人格」や「人間性」に疑問を持つわけです。更に、それがトリガー(引き金)になって、解約にまで発展する可能性があるので要注意です。では、その禁句ワード10点とは・・・

1、あの企業は私が業績を上げた。私の指導であそこまでの売上になった。

これに近い言い方は結構やっているようですが、コンサルタントや会計事務所職員が企業の業績を上げたのではありません。指導の結果、経営者や社員の頑張りでそうなっただけです。だから、こんな表現を多用する方は、傲慢だと言えます。もし言い方があるとすれば、「私がコンサルティングに入った時点では売上が10億円でした、今50億円になっていますが、経営者の戦略が功を奏した結果ですね。」

こういえば、間接的に「このコンサルタントが一役買っているなあ」と暗黙で分かるモノです。自分から言う必要はないですね。

2、社長、この通りやれば間違いありません。他でも上手くいったのだから

自分のやり方が100%正しいという、スタンスの言葉です。「コンサルティングに絶対はない」可能性は高いというのが現実の言葉です。

3、他の企業ではこの方法は成功した。おかしいですね。何故御社だけうまくいかないのか?

暗に「あなたの会社だけ、私のやり方で失敗したんだ」と言いたいようです。どんなコンサルティングメソッドも企業の持つリソースで変わるものです。相手を責めるような言い回しは厳に慎むべきですね。

4、それを考えるのは私ではなく、御社。それはコンサルタントの仕事ではない

社長が困って案件での相談です。確かにコンサルタントの業務範囲外のことかもしれません。しかし、これは冷たい言い方で、相手を突き放した表現です。

5、これ以上のノウハウが必要でしたら、後は別料金になりますよ

これは低価格のコンサルティング料で、相手が必要以上にノウハウや指導回数、時間を要望される時についつい言いたくなる言葉です。事実だし、決して悪い言葉ではないですが、「ポーンと、おカネ次第だよ」みたいな言い回しは避けた方が無難です。

6、私のやり方が気に入らないのなら、解約をされても構いませんよ

クライアントの中には、コンサルタントの指導方法を否定したり、コンサルタントに責任転嫁をする方もいます。正直言いますと、「そこまで言うなら、コンサル契約を止めればいいのに」と思う事もあります。ただ、我々はこちらから解約を申し出るのは、あまり得策とは言えません。また、こんな言葉はコンサルタントが上から目線で仕事をしている感じですね。

7、何故、そんなやり方をしたんですか?一言事前に相談してくれればよかったのに

クライアントがやった事を批判しているようにも取れます。

8、このやり方以外に結果がでる方法を私は知りません

「この方法が絶対唯一」みたいな表現です。そんな事はあり得ないし、これ言うと責任が発生します。先ほども言ったように、同じ業界でも、同じ課題でも、各企業の持つリソースが違う以上、絶対はあり得ない訳です。

9、そんなやり方をしても、私は責任はとれませんよ

これもコンサルタントが上から目線で指導している時ですね。実際にコンサルタントが責任なんか、もともと取れないですし。これはコンサルタントと言うよりは、共同経営者みたいな意識がある方かもしれませんね。

10、私と一緒に決めた事を、相談もなく変えましたね。

実際にはよく起こる事です。前日の経営会議で一緒に決めた事が、次に訪問して確認したら、違う決定になっていた みたいな時です。それは、コンサルタントと協議後、更にいろいろな意見を聞いて熟慮した結果の変更だった筈です。コンサルタントのプライドが高すぎると、こんな表現を使うかもしれません。

 「なくて七癖」と言います。お互い知らない内に、こんなタブーワードを使っていたら、大変です。今一度、自身を見直したいものですね。

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