嶋田利広ブログ

「中小企業のSWOT分析指導の第一人者」が現場からお届け

2025.6.17 追加開催の生成AIコンサルティングプロンプト研修が終了

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6月14日(土)に終日「生成AIコンサルティングプロンプト研修」が開催され、無事終了しました。

今回はコンサルタント、公認会計士、税理士、また税理士向けサービスを行う方等16名の参加でした。

今回もクロスSWOT分析、KPI監査、経営計画書、事業承継10カ年カレンダー、業務チェックリスト、スキルマップを弊社が用意したチェーンプロンプトに、詳細情報を入れてもらい、生成する作業をしてもらいました。

改めて、「チェーンプロンプト」の威力を感じてもらえたようです。

1,チェーンプロンプトと一般のプロンプトの違い

チェーンプロンプトとは段階的に情報を入れて、AIが生成、それを学習しながら、次のステップの情報入力と生成、またそれを学習して、次へと・・・。

大体最低3段階、多ければ5~6段階のStepを踏んで最終生成物を出す事です。

最終生成物の具体的なイメージがあり、それを構成する要素を頭の中で因数分解する事で、各ステップの必要な生成物が分かってきます。

今回受講生に経験してもらったSWOT分析、KPI監査、経営計画書の各チェーンプロンプトもそういう構造になっています。

普通のプロンプトは、求めている答えを一気に出す為に1回質問と回答、その回答結果に満足いかない場合は、更に質問を続けます。

これだと生成AIに随時の学習の機会が与えられません。

生成AIの利用で大事な事は「生成AIに推論させる事」です。

Google検索の延長線上の使い方ではもったいない。

ただ、何回も聞き出すプロンプトを最初から構造化して、Chatリレー形式にすると、チェーンプロンプトと似たようなアウトプットになります。

今、弊社が取り組んでいる「経営ナビAI」は、こちらからプロンプトを考える必要がなく、テーマ別AIからどんどん、具体的な質問が来て、それに答えていくと、最終生成物ができる仕組みです。

だから「プロンプトの優劣」が関係ないのでです。

もともと、生成AIやIT知識のない方でも広く、社内活用してもらう為に開発したものです。

いずれにしても、「段階的プロンプト」で学習させながら、目的の成果物を出す方が、生成AIを活かしていると言えるでしょう。

2,生成AIコンサルティングプロンプト研修のカリキュラム

今回の6月14日の「生成AIコンサルティングプロンプト研修」は下記のカリキュラムで行われました。

250616_生成AIコンサルティングプロンプト研修カリキュラム.jpg

見たらお分かりのように、演習演習の連続です。

最初に簡単に目的のコンサルティング生成物の概要を説明した後、事例を見せて、後は受講者が自分のクライアントを想定して、知っている範囲の情報を入れていく作業です。

チェーンプロンプトから求められる情報をコンサルタントや税理士が詳しく知らなくても、知っている範囲の入力で結構です。

何なら嘘の情報でもいいです。

それは、正しい内容が大事なのではなく、どういうプロンプトや段階的質問に対して、どういうアウトプットが出るかを知ってもらう事が大事だからです。

 

3,同じ料金でコンサルティング準備時間が90%削減を体感

この「SWOT分析」

「KPI監査」

「根拠ある経営計画書」

「事業承継10カ年カレンダー」

「業務チェックリスト」

「スキルマップ」

の各コンサルティングを経営者や幹部とヒアリングしながら作成しようとすると、各テーマでも数時間から数十時間はかかるコンサルティングす。

しかし、チェーンプロンプトを使い、生成AIを活用すると、30分平均でできます。

但し生成AIは最終回答ではなく、第1次回答案なので、それをベースに実際にヒアリングしながら修正していけば、実態に合った生成物ができます。

事前にこういう第1次案出して、コンサルティング現場に臨めば、とんでもない早いスピードで必要なコンサルティングが形式化できます。

 

最後に時間が少し余ったので、秘密兵器を受講生に公開しました。

それは「強みを生かした求人票作成チェーンプロンプト」でした。

これを経験した受講生は「これはすげー使える」と思ったはずです。

私もこのチェーンプロンプトを顧問先に使い、そのアウトプットをハローワークインターネットサービスに掲載すると、応募者が増えたのです。

それは普通では考えつかないような感情訴求のキャッチコピーや表現をAIが出し、「こんなコピーならこの会社に一度面接に行こうかな」と思えれるレベルを出すからです。

このチェーンプロンプトノウハウは9月5日のコンサルティングチェーンプロンプト研修でも公開します。

 

4,9月5日(金)開催の「コンサルティングチェーンプロンプト研修カリキュラム」

さて、4月4日、6月14日は上記の通り

「SWOT分析」

「KPI監査」

「根拠ある経営計画書」

「事業承継10カ年カレンダー」

「業務チェックリスト」

「スキルマップ」

のチェーンプロンプトを学習しました。

次回9月5日(金)は下記のカリキュラムで実施します。

今回は東京神田会場とZoomのハイブリッドです。

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今回は主に「人事系」のコンサルティングプロンプト研修です。

特に「人事評価」や「職能評価」「採用」「教育」に比重を置き、「採用強化」と「離職防止」に重点を置いた

チェーンプロンプトでのコンサルティングアウトプットを経験してもらいます。

4月、6月の研修で参加した方の60%が受講を希望されているので、7月くらいにはまたこのブログで募集を開始します。

 

もう生成AIを使わないコンサルタントや税理士には明日がない かもしれません。

この2年間が勝負です。頑張ってこの流れについていきましょう。

 

 

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