社長!そんなホームページでは、絶対にいい人材を採用できませんよ

SWOT分析、事業再構築、経営承継可視化コンサルタントの嶋田です。

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2022年以降「超人手不足時代」が来ると予想されています。

飲食業、観光業、交通産業が通常モードに戻る中、ありとあらゆる業種で「採用したいがヒトがこない時代」が来ました。

私が長年関与している介護業界である社会福祉法人は、その洗礼を早くから受けています。

厳しい業務の割には給与が少なく、職員の犠牲的労働に頼った介護業界、でした。

だから、どんどん人が来なくなりました。

仮に採用募集しても「未経験の高齢者」が多く、現場で使えず、短期退職も多いのが実情です。

 

しかし、以前にもこのブログで書いたように、この社会福祉法人は「募集をかければ、直ぐ即戦力が充足するし、それ以上に産休以外で職員がなかなか職場を離れない」のです。

何故、このような状態になったのか、そこには採用ホームページが大きく影響しています。

1,ホームページで90%のヒトが判断するのに・・

人材会社「エン転職」の調査でも、90%以上の人がその事業所のホームページを見て判断するといわれています。

当然です。

求人誌やハローワークの情報はあまりにも少なすぎます。

しかし、中小零細企業の採用ホームページを見ると、「この会社は本気で若手を採用しようと思っているのか?」と目を疑いたくなるものがかなり多いのです。

それでいて「うちにはヒトが来ない」とぼやく

もし紹介会社などに高額の手数料を払っているなら、その費用を「採用ホームページ」に振り向けるべきです。

「魅力のない採用ホームページ」

それは「魅力のない会社」という誤ったメッセージを知らず知らずのうちに送っているのです。

 

2,なぜ労働条件しか書かないのか?

そして、多くの採用ホームページでは労働条件や給与、休日などの福利厚生面はある程度書かれています。

問題はそれを見て魅力的に思うかどうかです。

仮に給与が業界水準より高いと

「怪しい」

「人が来ないから見せかけに高い給与にしていないか」

「基本給20~40万円って、多分20万円しか貰えないよね」

「各種手当って、何がついているの?書けない程度の手当なのでは?」

このように高くても、いろいろ思われます。

いわんや「安月給」だと見向きもされない、と一般には思いがちです。

ところが、「安月給」でも、その分休日が多かったり、有休100%取得だったり、ある週は週休3日制だったりすると、話は変わってきます。

プライベートや趣味、スポーツを徹底したいヒトにとっては、意味ある労働条件だからです。

だったら、そのことをしっかり訴求して「あなたのライフスタイルが実現できる隔週3日制」なんて書けば、そういう人も採用も可能性が一気に上がります。

 

3,躍動感のない採用ページに魅力なし

躍動感とは、その採用ホームページに、従業員が見て「裏も表もない」「率直な会社」「前向きな会社」というメッセージがあるかどうかです。

動画を掲載するのは、その手段に過ぎません。

仮に給与や休日が自慢できるレベルではないなら、せめて「採用ホームページに安心して働けるコンテンツ」をしっかり掲載しましょう。

当然の事ですが、やってもいないことを掲載するとそれは詐欺です。

しかし、やりかけていることを掲載するのは、努力の途中ということになります。

だから、求職者が少しでも反応する仕掛け、既存の従業員も期待する仕掛けをいろいろ準備していくのです。

そして「やりかけている努力の途中」のコンテンツがあれば、それを実施予定スケジュールとして掲載します。

それでも「この会社は本気でやろうとしている」というメッセージにはなります。

以前もブログで採用ホームページに掲載してほしいものを提案しました。

求職応募者が増えるホームページの工夫 17ノウハウ  - SWOT分析と経営継承可視化の専門コンサルタント RE-経営 (re-keiei.com)

採用環境に異変!若手や学卒が『新3K職場』に興味を持つ? - SWOT分析と経営継承可視化の専門コンサルタント RE-経営 (re-keiei.com)

こんな「ハラスメント防止対策」ホームぺージに書けば、若手求職者は反応する? - SWOT分析と経営継承可視化の専門コンサルタント RE-経営 (re-keiei.com)

これらを「うちには無理だ」とあきらめずに、少しずつ取り組んでいる事をアピールします。

そして仮にスケジュール通りに行かなくても、それを目指している経営方針を言うことで、内外に「うちの会社は変わります」とメッセージを送るのです。

 

 

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