医療福祉のコンサルティング実例
   
ISOコンサルタントの見分け方
◆RE−経営式 「病院・施設のISO9001取得」 コンサルティング ◆  
< 良く吟味したい ISO9001指導コンサルタントの見分け方 >
指導工程を極端に削減して、企業並みのディスカウントを提示するISOコンサルタント
一般的なISOコンサルティング工程は、月2〜3回程度が標準と考えます。その理由としては…例えば総合病院の場合、大凡、作成しなければならない文書が200部以上ありますので、10カ月で作成するとなると月平均20部程度は作成しなければならないことになります。コンサルタントが1部作成するのに、部署も大小も様々ですが、作成指導、作成状況のチェック、文書修正といった作業に1時間程度は掛かりますので、1カ月平均約20時間の時間が必要となります。もし、サンプル文書の提示もなくて月1回程度の工数であれば、その差額以上の時間が職員に掛かる負担です。
業界経験は少ないが、何が何でも新規参入したいISOコンサルタント
ISO取得で最も重要なのはISO9001規格の解釈です。特に近年はサービス業でのISO取得が増加しております。しかし元々は製造業規格、サービス業での規格解釈は難しいです。このような中で、業界経験の少ないコンサルタントが指導すると大抵、規格解釈が出来ず、病院内に管理責任者というISO責任者を作りますが、コンサルタントが規格を解釈できない訳ですから、その責任者を教育することは論外です。文書は取合えず作成したが、実際に審査を受けたら指摘事項が多く、通常、審査は予備審査・文書審査・登録審査と3回程度の審査が、5回も6回も審査を受ける羽目になり、コンサルタント費用プラス余計な審査費用が掛かってしまったケースもあるようです。
途中で担当者が変わり、最初の信頼できるコンサルタントが来なくなるケース
よく見受けられるケースですが、営業に来たコンサルタントと実際に指導する担当が違うケース。または最初の2・3カ月はその業界専門コンサルタントが指導に来ていたが、途中から若手のコンサルタントのみとなっているケース。当然、優秀なコンサルタントは、そういう低単価では生産性が合わないので、多くの担当件数を持ちます。その為指導頻度、訪問頻度が減り、「最初と約束が違う」とクレームをつけても、「ちゃんと指示して、打ち合わせしているから大丈夫」と軽くいなされます。要は、「誰が担当なのか」「その担当を信頼できるのか」と言う事です。
アフターフォローで稼ぐから、最初に極端にディスカウントするISOコンサルタント
いいコンサルタントはISO取得後1年間程度は、低価格(1回5〜12万円程度)でアフターフォローをします。しかし作成した文書に自信がなければ、やり逃げするコンサルタントも多いようです。又は審査費用込みで3年契約など高額でアフターフォロー契約をするケースもあり、最初の安さが結果、大きな出費を伴う事もあります。
専門と称しつつ、具体的なサンプルを持たないISOコンサルタント
過去にも「医療機関のISO指導の実績がある」「介護施設での実績がある」と言って、契約したは良いけど、文書データや手順書データ、他の病院で活用しているデータ類を全く持ってないところもあります。指導実績があっても、データをもらえてない所も結構多いようです。一寸だけのデータだけを見せて、「ノウハウがありますよ」と言いますが、データのやり取りで指導した経験がないと、詳細な実績はありません。そうすると、負担が掛かるのは、職員です。言われたことを一から作業し、雛形がない訳ですから、その時間的負担はかなり多くなります。
クリニック、小規模・単科病院の工数で複合・総合病院を指導するISOコンサルタント
クリニックや小規模病院ではISOの指導工数は比較的少なく、必要な手順書や文書も限られているので、低単価・少指導回数でも取得は可能です。しかし、老健併設や多くの科目と機能を持ち、在宅ケア事業も行う所にとっては、各部署単位に細かくチェックと指導をしなければ意味がありません。また、部署単位にレベル格差もあるので、コンサルタントが各部門毎に指導する場面があるのは必定です。従って、少ない工数で、提案しているISO指導コンサルでは、実際に指導が始まると不満が起こります。
「とにかく、取得させる」だけが目的で指導するISO
リスクマネジメントのレベルを上げるとか、現場での確認・チェックの動作遵守のレベルを上げるとか、問題があった場合のトレーサビリティで原因究明する習慣をつけるとか、ISOは取得後に実際の現場活動に活かす為に、取り組むのが本筋です。「ISOさえ取得すればよい。次年度以降は知ったことではない」と言う姿勢で取得の為の学習をするのであれば、低価格・少指導回数で、内容の浅い業務手順書、管理規定をつくり、とにかく初年度だけ無難に終わらせる事も可能です。(それで、認証取消や事故も減らず品質が上がらない所もある)、関連職員によく動機付けされ、手順書のレベルが具体的で、それぞれにルールが明確な文書マニュアル、そのルールをしっかり遵守させる内部監査員の指導など、本来のISOの目的を完遂する為には、いい加減な事はできないと思います。